ブログトップ

一茶、二茶、三茶。

chaka2p.exblog.jp

ジュノサイドにまつわるおとぎ話。だと??

ジュノサイド?
特定の集団の抹消行為!?
なんだ、こりゃ。

「短くて恐ろしいフィルの時代」を読んでみた。
ジョージ・ソーンダーズさん作。岸本佐知子さん訳。
f0189106_145821100.jpg

内ホーナー国の国土は小さく1人しか国内にとどまれない。
他の国民は国外の一時待機地区にいて数学の問題を解きながら
国に入る順番を待っている。

外ホーナー国は広大な国土をもち、国民も太っている。
ひがなカフェで内ホーナー国をながめ、
彼らの国がいかに貧しいか、
自分の国がいかに素晴しいかを語りあっている。

ある日、内ホーナー国が縮み、内ホーナー人の八角形の触覚が
外ホーナー国を侵犯してしまったことから、国境紛争が起こる。
ずる賢くて、大声のフィルという男に洗脳される外ホーナー国民。
フィルにより抹消されそうになる内ホーナー人達。
フィルが国を支配し、失脚するまでのお話。

フィルの脳はスライド式の板でとめられており
ネジが外れると声が大きく制御不能になる。
フィルのあこがれの人、内ホーナー人のキャロルは
黒いつややかな光沢の金属でできている。
キャロルの夫はツナ缶にベルトのバックルで構成されている。

登場するキャラクターの形状がなんともユニーク。
お互いの言い分がなんともユニーク。
たかが国境。されど国境。
[PR]
by c-khan7 | 2013-01-27 15:25 | 本のきもちだよ | Comments(7)
Commented by chic-uni at 2013-01-27 17:44
おもしろそうなお話ですね?
チャカさんの解説も興味深いですけれど、↑ の絵が物語を想像させて
秀逸です!
Commented by saheizi-inokori at 2013-01-27 21:22
これも借りようかな。家族はありました。
Commented by c-khan7 at 2013-01-27 23:24
chic-uniさん。人間の形状表現に意識がいきすぎると、内容がわからなくなる、摩訶不思議なお話でした。

saheiziさん。この2冊とも、すぐに読み終わっちゃいます。
Commented by fukuyoka at 2013-01-28 00:30
何がなんだか分からないけど面白そうですね。
Commented by c-khan7 at 2013-01-28 20:29
fukuyokaさん。独裁者はいずれ消えてゆくという話です。
Commented by motoharublues at 2013-01-28 23:17
人間が世界を大きくし、人間がそれを潰すんですね.

仲良くなれればいいのに.
Commented by c-khan7 at 2013-02-03 13:03
motoharuさん。仲良くすることが一番難しいんですよね。
<< 家族って、エエな〜〜。 パビリオンガール >>