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一茶、二茶、三茶。

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カテゴリ:本のきもちだよ( 29 )

人間ってやつは。。

どこまでも、残酷だ。
貧困が悪いのか。
子供を売る親が悪いのか。
子供を買う奴らが悪いのか。
それを取り締まらない警察が悪いのか。
いやいや、そんな単純な問題じゃないんだ。
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梁 石日さんの「闇の子供たち」を読んでみた。

タイの山岳民族の子供が売られ、都会で売春させられる。
病気になり別の売春宿に売られ最後は・・・・
その2年後その子供の妹も売られる。
そして、日本の心臓病の子供の為に臓器が売られる事に。
そんな子供達を救うべく働いているタイの福祉センターの人々と
日本から派遣されたNGO職員の戦いの話。
あくまでも小説である。
悲しい小説だ。

救う事の大変さを思うと
深い谷底に落とされた気分になる。
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by c-khan7 | 2011-12-18 19:13 | 本のきもちだよ | Comments(7)

春が落ちてきた。

伊坂幸太郎さんの「重力ピエロ」を読んでみた。

半分しか血がつながっていない兄弟、泉水と春。
多発している放火事件を追う2人。
放火現場に書かれているグラフィティーアートと
遺伝子が事件に関係しているらしい。
この謎解きに父親も加わり、話は展開してゆく。
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サスペンスというより、家族の絆のおはなし。

偶然、一緒に借りた、村上和雄さんの
「生命の暗号〜あなたの遺伝子が目覚めるとき」
これは、なかなか、元気が出た。
知っているようで、知らない「遺伝子」の事が
分かりやすく書かれていた。
物事、前向きに考えると、
遺伝子も前向きに動き始めるらしい。
遠い昔から受け継がれている遺伝子が
今もがんばっているんだ。
生まれてきた事こそ、奇跡なんだなぁ。感動。
調子にのってプラス思考で生きる事にする。

ついでに、グラフィティーアートの
「バンクシー」の製作スタイルも面白いので
注目している今日この頃。
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by c-khan7 | 2011-06-08 00:26 | 本のきもちだよ | Comments(6)

「そんな自分に慣れること。」

白石一文さんの「ほかならぬ人へ」を読んでみた。

名門の家に生まれれば、名門なりの悩みがある。
そんな事をひきづっている僕に
「そんな環境や人生に、いい加減慣れなさいよ。」
と言ってくれたのは、「ほかならぬ人」だった。
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二編目の
「かけがえのない人へ」も読む。

婚約者と元カレ。
真逆の2人の間の私。
誰が誰の「かけがえのない人」なのか。
失ってみて、分かる事がある。

恋愛小説って。落ち込みます。
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by c-khan7 | 2011-05-21 14:09 | 本のきもちだよ | Comments(9)

「おまえ、あんまし腹の中で妙な物、育てるなよ」

と、じいちゃんが言った。

道尾秀介さんの「月と蟹」を読んでみた。
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小4の真一は父親を病気で亡くし
母と祖父と海辺の町で暮らしている。
母には恋人がいるようだ。
寂しさと不安で心がいつも揺れている。
友達の春也も家庭内に問題を抱えている。

2人はヤドカリを神様にみたてて祈る。
呪うように、祈る。
子供の心にあるドロドロとした部分が
海の底の影の様にゆらゆら揺れているような
お話だった。
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by c-khan7 | 2011-05-20 14:15 | 本のきもちだよ | Comments(9)

生きて行くのは前に進むこと。

絲山秋子さんの「海の仙人」を読んでみた。

三億円の宝くじが当たった岡野君は会社を辞めて
海辺の町に移り住み、釣りや畑の仙人生活に入った。
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ある日の海で、ファンタジーと出会う。
見える人には見える者、ファンタジー。
彼は白いバスローブを着たアメリカ人の姿だった。

ファンタジーとの生活で人生が少しずつ動き始める。
過去のトラウマ、恋人の死、自分の未来。今日からの日々。

人生を見つめ直すきっかけは
突然、色々な形でやってくる。それに気づくこと、
受け入れることが、人生のキモなのか!
海でゴロゴロしながら読みたい一冊でした。
ファンタジーのイメージはブラッドピット。
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by c-khan7 | 2011-05-15 15:38 | 本のきもちだよ | Comments(11)

「アレグリアとは仕事はできない」

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アレグリアは傲慢で、怠慢で、外面が良くて、性悪だ。
澄ました顔しているけど、そうとうなビッチだ!!

津村記久子さんの「アレグリアとは仕事は出来ない」
を読んでみた。

ミノべは入社2年目のOL。
顧客向けの資料作りの納期が迫っている。
A1サイズの製図のコピーを山の様にとらねばならない。
こんな時に限って、アレグリアは働かない。
ウォームアップだ、エラーだ、紙づまりだと、文句を言う。
アレグリアの本名は・品番YDP2020商品名アレグリア。
コピー、ファクシミリ、スキャナの大型複合機だ。

融通のきかない性悪アレグリアと納期の狭間で
OL・ミノベが奮闘する話。

会社ってさぁ〜〜。。
働くってさぁ〜〜。。
ミノベの罵声が心に刺さる。痛い。
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by c-khan7 | 2010-11-22 19:17 | 本のきもちだよ | Comments(7)

「ともしびマーケット」

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朝倉かすみさんの「ともしびマーケット」を読んでみた。

ともしびスーパーマーケット・鳥居前店に集う人々の話。
9つの短編のそれぞれの主人公が、別の話の脇役だったり、
付かず離れず、それぞれが、微妙に関わっている。
最後の話で、それぞれに小さな決着がつく。
ソロが重なり合い、最後に合唱になるような、お話。

スーパーマーケットって、楽しい。
でも、人生って、きびしい。
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by c-khan7 | 2010-11-21 17:53 | 本のきもちだよ | Comments(11)

「ごめんなさい、今日も死ねませんでした。」

名古屋に嫁いだ姉が、血相を変えて戻って来た。
「大の男が2人も揃っていて
 母さんがこんなに、なるまで
 気が付かなかったの??」
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母さんはゆらゆらと揺れながら
小さな声でつぶやいている。「今日も死ねませんでした。」

僕は、そこそこの大学を出て、そこそこの企業に就職したが
ヘンテコな新人研修、上司の気分で始まる宴会に嫌気がさして
3ヶ月で退社。その後。フリーター生活。

オヤジは、そこそこの商社につとめるサラリーマン。
「オレの稼ぎでお前達を食べさせているんだ。
 文句あるかぁ〜」の自分大好き人間。

僕の就職問題でギクシャクする生活の中、
母さんは重度の鬱になっていった。。

「フリーター、家を買う」を読んでみた。
甘っちょろい 僕が気づく。
俺様のオヤジが気づく。
気づきのドラマだ。「まだ、間に合うよ。。」
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by c-khan7 | 2010-10-22 13:42 | 本のきもちだよ | Comments(15)

困ったら、水道の蛇口をひねれ。

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図書館で本に呼ばれるままに、三木聡さんの「インスタント沼」を借りた。会社を辞めたジリ貧OL、沈丁花ハナメが主人公。母親がカッパを探しに行き、池にはまって意識不明に。そんな母のカバンからホントの父親宛の手紙が見つかり、会いに行く。出会った奇妙な父親と奇妙な出来事に巻き込まれる話。三木さんのキャラクターは、だれもが真面目にふざけてる。脱力しつつも、一生懸命だ。お話も、あり得ない事ばかり。でもさ、現実の世の中だって、十中八九、あり得ない事が残り2割で、あり得たりするんだから。と、能天気な気分になれる1冊だった。
沼って、やっぱり、緑色だよねぇ〜。
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by c-khan7 | 2010-09-02 20:47 | 本のきもちだよ | Comments(11)